インターネット＆PC120%活用：インターネット活用編

ヒア演算子

PERLにはヒア演算子という、なかなかユニークな演算子があります。
これは、指定されたキーワードに囲まれた文字列を返す演算子で、以下の構文をとります。

<<キーワード
・・・・文字列・・・・・
キーワード

ヒア演算子は、print で長い文字列を表示する時などに便利です。
また、以下の点で便利な演算子です。
１）　キーワードに囲まれた文字列の中には、改行を含めることができる。
２）　" や　'　を表現するときに\文字を使ったエスケープシーケンスにする必要がない。
　　（ただし、$　@　\　は\$　\@　\\にする必要あり）

ヒア演算子の文字列中に含まれる変数は展開されます。

いくつかプログラム例と実行例をあげてみます。

（１）　プログラム例１
このプログラムは　print にヒア演算子を使って長文？を表示します。

print <<end
みなさん
こんにちわ！
今日はとっても　　　　　　　
いい天気です。
end
;

E:\jplwin32>jperl here1.pl       
みなさん
こんにちわ！
今日はとっても
いい天気です。

（２）　プログラム例２
これは、ヒア演算子で変数に文字列を渡している例です。また、文字列中の変数は展開されて
います。

print "こんにちわ　あなたのお名前は？:　";　　
$name = <stdin>; chop($name);
$str = <<end
やっほー　$name さん　
今日はとっても
いい天気です。
end
;
print $str;

E:\jplwin32>jperl here2.pl
こんにちわ　あなたのお名前は？:　かさやん　　　　
やっほー　かさやん さん　
今日はとっても
いい天気です。

実行例をみると、$nameの値が展開されて表示されています。
というわけで、便利なヒア演算子でした。

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