ローカルサーバー環境でＣＧＩのテスト(appache)
１ ＰＥＲＬを使ってみる
ＣＧＩプロフラムの前に、Ｐｅｒｌをちょっとだけ使ってみましょう。
例によって、プログラムの第一歩。"HELLO"を表示するプログラムをPerlで作ってみます。
＜test.pl＞
| #!D:/jplwin32/jperl print "HELLO"; |
たったこんだけです。１行目の#! はperl の実行ファイルへのパスを記述しています。
おじさんの場合は、Dドライブのjplwin32 フォルダのjperlがPerlの実行ファイルになります。
ただし、これはＣＧＩ用に必要な記述で、今回のようにPerlプログラムを直接実行する時は不要
な記述です。
Perl自体は見ての通り、Ｃ言語に似ています。
それでは、実行してみます。Perlプログラムを直接実行する場合は、perl（ここではjperl）の後に
プログラム名を記述します。
| D:\jplwin32>jperl test.pl HELLO D:\jplwin32> |
２ ＣＧＩプログラムテスト
（１） 乱暴はいかん
いきなり、ＣＧＩプログラムを作って動作の検証もせずに、プロバイダーのサーバーにアップする
乱暴な人はまさかいないと思いますが、いちおうローカルサーバー環境でDebugしてからアップ
するようにしましょう。
（２） 準備
Apacheはインストールすると
apache--Apache
|--bin
｜--cgi-bin
|--conf
|--htdocs
というようなフォルダの構成になります。ＣＧＩプログラムはhtdocsフォルダに作制します。
ちなみに、おじさんは、htdocsフォルダの下に更にtestフォルダを作り、そこにＣＧＩプログラムを
置いています。ＣＧＩプログラムを置く位置はhttpd.confの記述を変更すると、変更できます。
おじさんは、Dドライブにapacheをインストールしていますので、ＣＧＩプログラムのパスは
D:\apache\Apache\htdocs\test\CGIプログラム
となっています。
（３） ＨＥＬＬＯプログラム作制
というわけで、またしても"HELLO"とブラウザ上に表示するＣＧＩプログラムを作制いたします。
<test.cgi>
| #!D:/jplwin32/jperl print "Content-type: text/html\n\n"; $name="KASAI"; print <<"HTML_END"; <html> <head><title>CGI TEST</title></head> <body><hr>HELLO! My Name is $name.<br><hr> <br> </body> </html> HTML_END exit; |
とりあえず、プログラムの中身は今回は置いときます。
１行目の #! ではじまる行は前にも書いた通り、perlの実行ファイルまでのパスを記述します。
上の例は、おじさんの環境での記述なので、皆さんの環境にあわせて書き換えて下さい。
最後のexit; も忘れず記述してください。これがないとエラーがでます。
このプログラムを、htdocsフォルダ以下におきます。（おじさんはhtdocs\testに置いてます）
さて、これで準備完了です。
（４） ローカルサーバー環境での動作テスト
まずは、apacheを起動して下さい。起動するとＤＯＳ窓が開いて、apache runing
....とか表示
されるはずです。
それから、Ｗｉｎｄｏｗｓ９５の場合は（９８でもそうかも）、インターネットに接続して下さい。
（オフラインでは、動作しませんので）
接続したら、ＵＲＬアドレスは 127.0.0..1/CGIプログラム と打って下さい。そうすると、
htdocsフォルダにあるＣＧＩプログラムが実行されるはずです。
さて、おじさんの環境では、testフォルダにtest.cgi を置きましたので、
127.0.0.1/test/test.cgi
と打ちます。すると、次のようにブラウザ上に表示されます。
ということで、ローカルサーバー環境でのＣＧＩプログラムの動作テストはひとまず完了です。
なお、Ｗｉｎｄｏｗｓ上に構築した、ローカルサーバー環境では、パーミションの設定という概念は
ありません。
また、いったんインターネットに接続してこの画面の表示までくれば、後は切断してオフラインモード
にしてもＯ．Ｋ．です。電話代をけちりたい人はこれ以後オフラインにして結構です。
＜最新情報追記＞
Windows XP + Apache 2.0.47 ではパソコンを起動すると、自動的にapacheも起動します。
また、インターネットに接続しなくても、ローカルサーバ環境で動作させることができます。