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データ復元裏技テクニック 間違って上書きしたデータの復元

HDDの不調で起動しなくなったPCからのデータ復旧作業の始め(HDDの取り出し)〜完了
までの全作業については、Blogにある「PCのリカバリ」をご参照下さい。

また、自分ではデータ復旧できなかった場合には、データ復旧業者に依頼することも検討する
ことになりますが、中にはぼったくりの悪徳業者もいるので、Blog「データ復旧料金はなぜ高い」や
データ復旧業者の比較・評判」などを参考にしてちゃんとした業者をお選び下さい。

WORDで文章を編集していて、編集後に別名で保存しようとしたのに、間違って上書き保存
してしまうことがあります。普通なら上書きしてしまうと、上書き前の文章を取り戻すことは
できませんが、データ復元ソフトを使うと運がよければ、上書き前(編集前)のデータを復元
することができます。

データ復元ソフトとしては、一番定評のある「Final Data」を今回は使用してみます。
なお、データ復元ソフトや、なくしたデータが復元できる仕組みは、
おすすめ市販ソフト/データ復元
ファイルシステム超基本(削除したファイルが復元できるなぞ)
を参照して下さい。

作成した文章の履歴管理をしている場合、前の世代の文章を取り戻せないとこまりますが
FinalDataを上書き保存後すぐにかけると救出できることもあります

例えば、「テスト.doc」というファイルを編集していた場合について検証してみましょう。

「テスト テスト テスト」という内容のテスト.doc を編集して、
「更新して上書き テスト テスト テスト」という内容にして上書きします。
これで、編集前(上書き前)のWORD文書はなくなってしまいました。

ここから、ファイナルデータを使って、上書き前の文書が復元できるか試してみましょう。
まず、ファイナルデータで高度な復元で、当該のドライブをクラスタスキャンまでかけます。

ルートディレクトリで、上書き保存してしまった後の「テスト.doc」をプレビューアで見てみます。


それでは、いよいよ上書き前の文書を探してみることにします。
削除ファイルを覗いてみると幸運なことに、
上書きする前の文章が、削除フォルダからtmpファイルとして見つかりました。
プレビューアで見ると、中身もそのまま残っているようです。ラッキーですね。



設定で、全クラスタから回収ファイルを検索にチェックをいれて、クラスタスキャンをかけることにより
また、回収ファイルからも、テスト.doc らしきものを見つけることができました。
管理情報からファイル名が無くなってしまっているので、ファイル名はファイナルデータがルールに
従ってつけたもの(テスト テスト テスト.doc)になっていますが、これも中身は、編集前(上書き前)
のものがきれいに残っていました。



上書き前の文書がこんな風にきれいに復元できるのはかなりラッキーなケース(普段の行いがいい場合
に限ります)ですが、可能性としてはあります。

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