インターネット活用研究(インターネットの徹底活用/インターネットで儲ける)

ちょっと便利なブリーフケース

Windows XPになって「ブリーフケース」が表面的には消えてしまったので、ご存じない方もいるようですが、これ、そこそこ便利な機能でした。実はWindows XPにもちゃんと用意されているので、使い方の紹介をします。

[ブリーフケース]ていうのは、ちょっと特殊な機能を持ったフォルダです。USBメモリーなどの外部メディアにデータを入れた[ブリーフケース]を入れて持ち歩くと、例えば自宅と会社や学校の2個所以上の場所でファイルを作成/編集するときに、自動的に日付をチェックしてファイルを最新状態にしてくれます。
まあ、単純にUSBメモリーにファイルをコピーして、移動先で編集したものを持ち帰ったら、常に手動で上書き保存して更新すれば、それでもいいんですが、持ち歩くファイルが5個とか10個とかになってくると、ブリーフケースが重宝します。

新しいブリーフケースの作成方法

1. [スタート] ボタンをクリックし、[マイ コンピュータ] をクリックします。
2. 新しいブリーフケースを作成するフォルダをクリックします。
3. [ファイル] メニューの [新規作成] をクリックし、[ブリーフケース] をクリックします。新しいブリーフケースが作成されます。ブリーフケースを開くには、アイコンをダブルクリックします。

デスクトップ上に新しいブリーフケースを作成する場合は、デスクトップ上の空白の領域を右クリックし、[新規作成] をクリックして、[ブリーフケース] をクリックします。

ちなみに、
「ファイル名を指定して実行」で"syncapp"とすることでも、デスクトップにブリーフケースができます。

ブリーフケースを使用して、2 台のコンピュータ上のファイルを同期する方法

以下は、デスクトップコンピュータAをファイルサーバとして活用している場合のようなケースです。
1. : 以下の手順では、プライマリ コンピュータとしてデスクトップ コンピュータAを使用し、セカンダリ コンピュータとしてポータブル コンピュータBを使用するものと仮定しています。
2. ポータブル コンピュータBをデスクトップ コンピュータAに接続します。
(LANによるネットワーク経由で接続するか、ケーブルを使用して直接接続
3. ポータブル コンピュータB上のブリーフケースを起動し、操作するファイルやフォルダをデスクトップ コンピュータAからブリーフケースにドラッグします。

: フォルダやファイルをデスクトップ コンピュータAからブリーフケースにコピーする前に、ファイルが格納されているフォルダを共有する必要があります。
4. ブリーフケースを起動し、ファイルに必要な変更を加えます。
5. ファイルの操作が終了したら、ポータブル コンピュータBがデスクトップ コンピュータAに接続されていない場合は接続し、ポータブル コンピュータB上のブリーフケースを起動します。
6. 以下のいずれかの手順を実行します。
? すべてのファイルを更新するには、[ブリーフケース] メニューの [すべて更新] をクリックします。

または
? 一部のファイルのみを更新するには、更新するファイルを選択して、[ブリーフケース] メニューの [選択して更新] をクリックします。
7. [ブリーフケースの更新] ダイアログ ボックスが表示されます。ダイアログ ボックスに表示されたファイルやフォルダに対する更新処理を確認し、[更新] をクリックします。
デスクトップ コンピュータA上のファイルが、ポータブル コンピュータB上のブリーフケース内にある更新済みのファイルによって更新されます。


ブリーフケースを使用して、外部メディアに保存されたファイルを同期する方法

1. : 以下の手順では、プライマリ コンピュータとしてデスクトップ コンピュータを使用し、セカンダリ コンピュータとしてポータブル コンピュータを使用するものと仮定しています。

2. デスクトップ コンピュータに外部メディアを挿します。
3. ブリーフケースを起動し、コンピュータから操作するファイルやフォルダをブリーフケースにコピーします。
4. ブリーフケースを外部メディアにドラッグします。
ブリーフケース内のファイルやフォルダが外部メディアにコピーされます。
5. デスクトップ コンピュータから外部メディアを取り出し、ポータブル コンピュータに挿入します。
6. 外部メディアからブリーフケースを起動し、ファイルに必要な変更を加えます。
7. ファイルの操作が終了したら、ポータブル コンピュータから外部メディアを取り出し、それを再びデスクトップ コンピュータに挿入します。
8. 外部メディアからブリーフケースを起動し、以下のいずれかを実行します。
? すべてのファイルを更新するには、[ブリーフケース] メニューの [すべて更新] をクリックします。

または
? ブリーフケースに保存されている一部のファイルのみを更新するには、更新するファイルを選択して、[ブリーフケース] メニューの [選択して更新] をクリックします。
9. [ブリーフケースの更新] ダイアログ ボックスが表示されます。ダイアログ ボックスに表示されたファイルやフォルダに対する更新処理を確認し、[更新] をクリックします。
デスクトップ コンピュータ上のファイルは、フロッピー ディスク上のブリーフケース内にある更新済みのファイルによって同期されます。

なお、更新の方法は、以下の通り、置換が方向別に2つとスキップの3種類から選択できます。スキップを選択すると更新されません。


ブリーフケースに保存されたファイルをそれらに対応するファイルから切り離す方法

ブリーフケースに保存されたファイルを切り離すと、ブリーフケースのファイルのコピーは、ブリーフケースの外部にある対応するファイルから切り離されます。ブリーフケース内に保存された孤立ファイルは、同期されなくなります。

ブリーフケースに保存されたファイルを対応するファイルから切り離すには、以下の手順を実行します。
1. ブリーフケースを起動し、切り離すファイルを右クリックして、[プロパティ] をクリックします。
2. [更新状態] タブをクリックします。
3. [元の場所から切り離す] をクリックし、メッセージが表示されたら、[はい] をクリックします。それ以降ファイルは更新されなくなります。
4. [閉じる] をクリックして、ブリーフケースを終了します。
ファイルが孤立します。




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