趣味の宝箱(インターネット活用研究 番外編)

高校野球シミュレーション攻略研究ノート
実戦編

はじめに
この高校野球シミュレーション攻略研究ノートは、高校野球に勝つための(高校野球シミュレーション攻略のための)
あらゆる分析、研究を行った実証的なノートです。
この攻略研究には練習試合や公式戦のみならず、非公認部活動の結果の分析も含まれています。

非公認部活動って何?
えーと、これはN体育大学が野球における監督の采配(打者だと”球絞れ”とか、投手だと”コントロール重視”とか
守備だと”内野前進”とか)が、どの程度勝敗に影響するのかを調査するために各高校に調査協力をお願いした
ものであります。
ルールは、
@最初に決めた采配のルールは何があっても変えない
A勝っても負けても公式の部活動の記録とはしない(すなわちセーブしない)。
 いやー、格上の高校に勝っちゃったから(名声も上がるし)、やっぱり公式の練習試合として記録しよう、というのはダメです。
 練習試合なのに非公式とか公式って何よ?という疑問はさておき、これは全て非公認の部活動、非公認の練習試合なのですから。
B上記から、当然、公式戦ではなしです。だって公式戦は公式ですから。

研究報告の中でタイムを計測しているケースがありますが、VTRを撮りそれを再生した時のタイムを計測しています。
ちなみに、この方法で投手の投球を計測すると90Kのスローカーブが投げてからキャッチャーまで約0.75秒、140Kの直球が0約.47秒
となっており、球のスピードが忠実に再現されています。(*この数値を見るとリアルの野球が忠実に再現されており、ココシミュ4の
緻密さにびっくりします。余談)


守備位置に関する研究
N体育大学の依頼により、TheK学園と関東一が協力して内野前進、内野後退などの守備位置の変更ががどの程度
実際の守備に影響があるか研究をしました。(2038年4月)
なお、TheK学園は、常に内野後退、外野前進守備をしています。両校の皆様ありがとうございます。
ちなみに、この研究のための練習試合は6回コールドでTheK学園が13-1で勝利。まあ、どうでもいいのですが。


研究1 普通の内野守備位置で三遊間を抜けたゆるい当たりがレフト前ヒットになる場面です。(関東一の守備)


打ってからサードの横を打球が抜けるまで約1.45秒。サードが追いつけない。ちなみにサード小泉(反応105、走力122)
  


ショートも追いつけません。ショートは沖原(反応131、走力138)



 

レフトがどんどん前進してきて捕球。レフト島永(反応79,走力140)が捕球するまでに約4.35秒

このケースでは打者が打ってからレフトが球を返球するまでに約5.85秒。レフト島永(反応79)の捕球から返球までの反応時間は約1.5秒
ちなみに打者(関東一の小泉)が打ってから1塁に達するまでが5.9秒で、レフトが返球したときには打者小泉秀雄(反応105,走力79)は
ほぼ1塁に達している。


研究2 センター横に飛んだ打球をセンターが処理する時の動き(関東一の守備)



研究3 内野の頭を越すレフト前ヒット。外野は前進守備(TheK学園の守備)
内野後退時のサードの位置は普通のときより深い位置にいる。


外野は前進守備→捕球位置も守備の場所からほぼ変わらず。打ってから捕球するまで約2.6秒。レフトが一歩前に動いて返球するまで
約4.2秒で、レフト田中(反応105 走力64)の反応時間は約1.6秒(一歩前に出る時間含め)。
ちなみに打者沖原(反応131、走力138)が打ってから1塁に達するまでは約4.8秒。


研究4 1塁走者(関東一の沖原)が2盗
→→

 投手が振りかぶってから捕手の送球が2塁に届くまで約4.2秒
 A)投手が振りかぶってから投げるまで 約0.6秒
 B)球がキャッチャーに届くまで 0.5秒(球速135K)
 C)捕手(砂山)が捕ってから2塁に送球するまで 1.65秒
 D)送球が2塁に届くまで 1.45秒

 走者はA)の早い段階でモーションを始めている。
 タイミング的にはきわどいが、送球がそれているので走者は二盗成功している。

走者 沖原(反応131、走力138 度胸53 走塁技178)
捕手 砂山(肩125 反応131 捕手守備160)
砂山は高校生の捕手としてはかなりレベル高い。




研究5 左右間を破る2塁打(関東一の守備)
左中間を破る2塁打。球がここに落下してきた時点で約3.4秒

上の画面の球からフェンス際まで約30mくらいの距離と推測するが、追いかけている時間が約4秒で
球をセンターが追いかけて捕るまでに約7.4秒経過している。
センター野茂(反応105)捕ってから送球するまでの反応時間が約.1.45秒で、送球までにトータル8.85秒。
打者小沢は打ってから1塁まで5.1秒、1-2塁間3.7秒で、2塁到達まで8.8秒。

このような外野の頭を超す深い当たりでは、外野手の足の速さが重要になる。


研究6(関東一の守備)
レフト前へのヒット。レフトが捕球するまで3.35秒。レフト島永が捕球してから1歩前にでて送球するまで1.75秒
(一歩前に出るまで1.5秒+送球動作0.2秒)でここまで5.1秒。ちなみに打者原田は1塁まで5.6秒。

研究3のTheK学園のレフト(外野前進)と比べると、3mくらい後ろにいる。外野普通と外野前進の差は3mくらいだと推測。

これも別のレフトのほぼ定位置?へのフライ。このフライの滞空時間(打ってから捕球まで)は約4.2秒。




研究7(TheK学園の守備)
ほぼセカンドベース上のゴロ。2塁小沢(反応144 走力148) 遊撃前田(反応183 走力125)
左の画像の段階では反応の勝る前田のほうがいい動き(50cm〜1mくらい先行?)だが右の画面ではほぼ同じくらいに。
反応のよい前田のほうが動きだしはよいが、走力に優れる小沢が走力でカバー。守備範囲は反応+走力が大事
*芝の1マスがだいたい2mくらいになる。

  

2塁の小沢が追いついて捕球したが、打って捕球するまで1.8秒、捕球して送球するまで1.05秒、送球が1塁に到達するまで
1.05秒。計3.9秒で1塁に送球された。

研究8(関東一の守備)
これは関東一の二遊間を破るヒット
2塁野村(反応118 走力79) 遊撃沖原(反応131 走力138) 沖原おほうが少しいい動きを見せている。




この画面が打ってから1.7〜1.8秒後。研究7の右の画面と同じくらいのスナップショット。内野後退のTheK学園の小沢なら
追いついていた打球だが(研究7参照)、野村の前を抜けていく。守備において反応と走力の重要性を証明する場面。
また後退守備が守備範囲が広がる可能性を示唆する場面でもある。


結局センター前ヒットに。センター野茂(反応105)捕ってから送球するまでの反応時間が約.1.45秒
送球するまで計5.9秒。 ちなみに打者小沢は1塁まで5.1秒

 →






研究9(関東一守備)
ショートゴロ。ここに飛んだ打球はショート沖原が追いついてさばく。研究8と比べると打球が野手寄りに飛んでいるので
ショート沖原が追いついていることがわかる。
打ってからショートが捕球するまで1.7秒。捕球してショートが送球するまで1.05秒。送球が1塁に到達するまで1.0秒
計3.75秒で1塁に球が到達。



研究10(TheK学園守備)
内野後退で1塁ゴロ。(上に見える縦じまのユニフォームが1塁)。かなり深い位置から1塁が前に走ってきている。
捕球したのはだいたい赤丸のあたり。1塁ランナーは走りだしている。

打ってから1塁が捕球するまで約2.1秒。捕球して2塁に送球するまで約1.0秒。2塁に球が到達するまで約0.7秒。
2塁が捕球してから1塁に返球するまで約0.85秒。2塁→1塁の送球が約0.9秒。ここまでで約5.55秒。
1塁ランナーは2塁フォースアウトだが、打者森下は5.3秒で1塁に達しており、ダブルプレーにはならず。
打者の足が遅いか、内野前進ならダブルプレーになっていたケース。
前進守備か後退守備か、野手の反応の速さや打者の足の速さとの関係で併殺が成立するかどうかが決めることを
示唆するケース。




研究11(関東一守備)
二遊間を抜ける当たり。打ってからこの画面まで約1.7秒。研究9との打球の僅かなコースの違いに注目。
研究7と比べてみると、TheKの前田ならこの打球に追いついていた可能性がある。
このケースを見ると二遊間は反応がよく足の速い内野手をつけたほうがいいことがわかる。

この当たりでセンターが捕球した位置


研究12(TheK学園守備)
外野前進。この当たりのライトへのフライは守備範囲内。



ここまでで、それ以外の選手の捕球から送球までの反応時間
脇川 1.5〜1.6秒 (反応92)
小沢 1.1〜1.2秒 (反応144)

打ってから1塁までのタイム
奥田 5.6秒 (反応139 走力59)
脇川5.5秒 (反応92 走力140)
前田 1塁まで4.9秒 1塁→2塁3.7秒
草井 4.9秒


反応の速さは守備においても走塁でもきわめて大事なパラメータになっている。








 

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