インターネット活用研究(インターネットの徹底活用/インターネットで儲ける)


インターネットを快適に楽しむための注意点(詐欺、トラブルにあわないために)

インターネットを活用していると、いろんな落とし穴があります。
特にネットオークション詐欺や、ネットサーフィン中にはまる架空請求詐欺などにはまらないように
注意することが大事です。

1 ネットオークション詐欺
入金後、品物を送らないという詐欺があります。こんな詐欺にひっかかってしまったら最悪です。
詐欺かどうかを見極めるには、@商品写真が掲載されているかどうか A不透明な部分については
出品者に積極的に質問、B出品者評価のチェック C出品者の電話番号、住所の確認の4点は
怠らないようにしましょう。また、詐欺師の情報(使用しているヤフオクIDなどもNet上に公開されて
いますので、怪しいと思ったら確認してみて下さい。)
リンク集2のオークションにネット詐欺についてのページをいくつか紹介していますので、こちらのサイトも
参照して下さい。

@ 商品写真
詐欺の場合は、手元に商品がないケースが多いので、写真がなかったりします。またメーカーの写真
や他のオークションからぱくった写真を掲載していたりします。現物写真がない場合は、危険かもと考え
た方がいいでしょう。

A 質問
現物写真の要請や、発送元確認など詐欺にとって不都合な質問は無視してきたり、デジカメがない
などの言い訳をしてきたりします。都合のいい質問ばかりに返答しているようなら、怪しい出品者だと
疑った方がいいかもしれません。

B 出品者評価
過去の評価をチェックするのは基本中の基本です。過去の評価でマイナスがある出品者は詐欺でなくても
要注意です。中には、いい評価を獲得してから大型の詐欺をするケースもあるので、過去の評価が満点
でも気を緩めず、Aのように不明な部分の質問はしっかりしましょう。

C 電話番号、住所の確認
落札し取引が始まると、出品者情報が送られてきます。あるいはオークションの出品者情報で確認
できることもあります。104や電話帳などで、実在の電話番号、住所かを確認してみましょう。
住所はItsu-moGuideで確認できます。
詐欺師は、固定電話でなく携帯電話の場合がほとんどです。固定電話の記載がない場合は、少し
怪しいくらいの感覚をもってもいいでしょう。


2 オークション出品の注意
出品側になった場合の注意点はあまり語られることがないのですが、こちらにもトラブルはあります。
まず、一番厄介なのは代金が入金されないというトラブルです。これは入金確認後発送の原則をできるだけ
守りましょう。
あと気をつけなければいけない点として、@商品情報(型番、サイズ、色、スペック)、中古品の場合は
使用回数、使用年数、不具合、キズなどの情報を正確に提供、A落札者とタイムリーなやりとり、をこころ
がけましょう。ここのトラブルでお互い不愉快な気分になったりしては損ですから。

上記以外で、おじさんの経験として困ったこととして、落札者からの返答が非常に遅く、発送まで1カ月かかった
ことがあります。あまりに対応の遅い落札者とは取引をキャンセルしてしまうのもトラブルを未然に防ぐ方法です。
また、代金が落札額と異なった額が振り込まれたりとか、ということもありました。


@ 商品情報
特に中古品の場合の程度、キズはできるだけ具体的に記述しましょう。どうしても主観が入ってしまうので、
出品者は”程度上”と思っても、購入者は”中”と判断することもあります。キズなどは写真ではっきり
わかるように撮影して情報として提供しておくべきです。

A 落札者とのタイムリーなやりとり
落札者側は、出品者が思っている以上にナーバスになっています。落札者からの質問には、正確に
できるだけ早く回答しましょう。回答が遅れると落札者はたいへん不安になります。@の商品に関する質問や、
発送時期についての質問には特に気をつけて早く対応する必要があります。
おじさんも、自分は誠実に対応したつもりでいたのに、仕事でちょっと回答が遅れた時に、叱られてしまった
ことがあります。


3 架空請求詐欺

アダルトサイトなどでよくあるのが架空請求詐欺。サイトも存在しないのに、ただ架空請求するという手口
のものや、サンプル画像をワンクリックすると入会したことにして架空請求するものが多いようです。
サイト自体存在しないものでも、もしかもしてネットサーフィン中に意識しないうちに踏んだかと思って
ドキッとすることもありますよね。強制的にアダルトサイトに飛ばされてしまうことも何回かは経験している
はずなので、誰しもひょっとしてという思いはあるかもしれません。

それから、多くなっているのがサンプル画像だけおいといて、クリックすると「入会しました。利用料5万円
発生します」とかいうパターン。こちらは、当方もなんらかの操作をした身に覚えがあるので、もう少し
ひやっとしますよね。
特に最近は、スパムメールからのURLをたどると、この手の詐欺サイトに飛ばすパターンが多いと
思います。「あなたのメールアドレス ****あなたのPCの固有のIPアドレス *** これは世界
にあなた固有の」とか表示したりして脅してくるので、しまった、へんなサイトを踏んでしまったと冷や汗
流すことになります。うっかりふんでしまうと、以下のようなメールが送られてきたりします。
あなたのIPアドレス、メールアドレスからあなたの個人情報を調べて訴訟を起こすなどと書いてあるので、
少しドキッとしてしまうかもしれません。

あなた自身のIPアドレス、メールアドレス等の 正式な通信記録に基づいて送信されています。 振り込み済みや、行き違いの場合はお許し下さい。 あなた専用のメンバーページ入り口 *****************

※おことわり 当お知らせは、架空請求ではありません。 あなたには現時点での支払い義務があります。 万が一心当たりのない方は、090************まで連絡をして下さい。 消費者センター アドバイス抜粋) 3)有料サイトを利用する場合は、事前に必ず利用規約を確認すること 入会時にお約束をしたお支払い期日が過ぎています。 このままですと多大な金額になりますので、早急に下記口座までお振込み下さい。 あなたの「未払い記録」につき、****@******の電子メールアドレスから プロパイダ記録・アクセス記録・サイト資料・規約等の関係資料と共に あなたの個人特定調査により氏名・所在調査を行い、正式な形で訴訟を起こします。 ※注意 当方は法人ではありません。独自の判断で訴訟を致します。 このままですと、訴訟後、裁判所より連絡が行きます。 個人特定調査では自宅住所、電話番号、勤め先、家族関係、犯罪歴等 徹底的に調べる事を事前に申告しておきます。 個人特定調査にかかる調査費用等は別途請求致します。 訪問する必要がある場合の訪問時間は、原則的に午前9時から午後8時までですが、 あなたが留守の場合は訪問時間が大幅に前後する場合があります。 ■訪問対象 :*****@**********の電子メールアドレス使用者及び契約者 ■訪問理由 :放課後女子校生の事情有料コンテンツ利用料金の発生と滞納 「入会記録」 ■初回利用日時:2004-12-31 15:58:34 ■登録ID:********** ■サイト名:放課後女子校生の事情 ■商品名:メンバーコンテンツ利用料金 ■期間:90日 ■料金:¥40000 ■延滞利息 :年利14.5% 振込先口座案内: ***************
コンビニATMなら24時間振り込みできます。 ※必ず振込者の名義は ********** を入力して下さい 連絡先090************


あなたが、購入の意志を持って、ボタンを押したのならあなたに支払い義務が当然発生しますが、
そうでなければ(にもいろいろありますが、@まったく意図してないのに=ひっかかた Aサンプルだと
思ってクリックした)、というようなケースでは、契約に錯誤があったということになり、契約は無効で原則
支払い義務はありません。

ここのあたりを民法では、どう規定されているかみてみましょう。
民法では、契約の発生の要件として、買主の意思表示(申し入れ)と売主の意思表示(承諾)が
合致した時に契約が成立します。契約は別に文書に署名捺印する必要はありません。口頭でも双方
の意志が合致していれば成立します。しかし、外見上成立した契約でも、錯誤があった場合は契約は
無効になる場合がる(必ず無効になるとは限らない)と定められています。
錯誤とは、例えばAはBから自動車を買う契約をした。Aは自動車は乗用車だと思っていたが、実は
トラックだった、というような場合です。(ただし、何でもかんでも錯誤を認めると、取引の安全が守られない
ので、錯誤だからと言って100%契約無効になるわけではありません)
また、架空請求詐欺の例で言えば、買主はサンプル画像を見るつもりで(契約する意志はない)クリックした
というような場合は、典型的な錯誤の例になるでしょう。もし、サンプル画像をクリックしただけで
「契約成立」うんぬんという表示がされたとしたら、これは完璧な錯誤ですね。(あるいは詐欺になるかも)
このような場合は契約無効でしょう。

また、最近特にネット契約では、契約のトラブルが多いので、電子契約法では、錯誤の契約を救済する条項が
定められています。ネット上での売買では、ワンクリックで契約したことになるというのは違法となって
います。契約に同意ボタンを押した後、もう一回内容を確認のため表示し、再度確認後に同意ボタン
を押させて始めて契約成立となります。まともなサイトではよくこういう風になっていますよね。
と言う事で、まあほとんどの場合この手の詐欺サイトにひっかかっても、契約無効でしょう。

こういう場合の対処は、無視することが一番です。何回も催促メールを送ってくるでしょうが、無視しましょう。
CGIで上記のIPアドレスやサーバー情報を取得するのはたやすいこと(逆に言うと、あたながブラウザーで
アクセスする時には毎回こういう情報を送信しているということ)なので、それくらいの情報は簡単にとれて
しまいます。
おじさんの兄弟サイト「パソコン活用研究ホームページ作成秘伝」にCGIでこれらの情報を取得する
環境変数一覧というページがありますので、試してみて下さい。IPアドレスの情報を抜き取るくらいは
朝飯前のことです。

ただし、プロバイダから固定IPアドレスをもらうサービスを利用しているのでなければ、PCのIPアドレスは変動
するので、あなたの固有のIPアドレスは****と書かれてもまったく無意味なので気にする必要はありません。
今頃、そのIPアドレスは別の人のPCに割り振られていることでしょう。”あなたの固有のIPアドレスは****”
というおどし文句は、ちょっとネットの知識のある人には笑えちゃいます。
また、その情報からあなたの家の住所や、電話番号まで特定しようとすると、プロバイダーに問い合わせ
るかしかありませんが、個人情報保護法で本人からの問い合わせであることを確認できないと、個人情報
の回答はできません。Pマークを取得しているまともなプロバイダーは、ちょっとやそっとで個人情報を教え
たりしないので、まずだいじょうぶでしょう。まあ、そうは言っても個人情報はどこで漏洩しているかわからない
ので、調べ上げることは不可能ではないでしょうが、そこまで手間かける例は少ないでしょう。

自動的にこの手のことをやるソフトにまかせっきりで、振り込んできたら儲けものというケースがほとんど
だと思います。

仮に、電話番号まで調べられて、督促の電話がかかってきても、おそらく先方はあなたの個人情報は
ほとんどしらないはずですから、名前そのたいっさいこちらから教えてはいけません。よく、解約したい場合
はこちらまで連絡とか書いて、電話番号やメールアドレスが記載されていたりしますが、絶対こちらから
連絡したりしてはいけません。解約などできるわけもなく、こちらの情報を更に相手に教えるだけです。

ちなみに、上記の架空請求メールも実際おじさんのところに送られてきたものですが、その後2回同様
の催促がきて、無視していたらそれであとは何もありません。



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