インターネット&PC120%活用:インターネット活用編

ホームページ作成上のトラブル脱出(解決)

ホームページ作成時によくみまわれるトラブルの解決方法について、ちょっとまとめてみました。

1 画像が表示されない

(1)自分のパソコンからアクセスすると画像が表示できるのに、他のパソコンでアクセスすると表示されない。

これは、非常によくあるトラブルです。
ホームページ作成ソフトを使っていると、よくおこりますが、画像ファイルの指定が、
<IMG src="file:///C:/My Document/new.jpg">
のように、自分のマシンのローカルファイルを指定していることがあります。
こういう場合、自分のPCでWebにアクセスすると、ちゃんと画像を表示するのに、他のPCでアクセス
すると、表示しないというトラブルになってしまいます。

おそらく、一番多くて、発見しにくいトラブルですね。

これは、アップロードしたサーバ内のフォルダ構成に従った形に記述し直せばO.K.です。
たとえば、画像をはりつけるページのURLが http://www.xyz.com/abcd/index.html で
画像はimageフォルダの中のnew.jpg だとします。(以下の通りの構成)

http://www.xyz.com/abcd
           |−index.html
           |−image    −new.jpg

この場合は、相対パス指定なら <IMG src="image/new.jpg">
絶対パス指定なら <IMG src="http://www.xyz.com/image/new.jpg">
とします。

(2)自分のPCのローカルファイル(html)を直にクリックすると表示するが、webサーバにアクセス
   した時は表示されない。

この場合、画像ファイルがWebサーバにアップロードされていないか、ファイル名が小文字−>大文字
になってしまっているケースが考えられます。

FTPが正常にできずに、画像ファイルがアップロードされないというエラーもたまにありますので、
FTPソフトで画像ファイルが正しくアップロードされたかどうか、確認して下さい。
また、どういうわけか、小文字のファイル名が大文字になってアップロードされてしまうというケース
があります。小文字、大文字はlinuxサーバの場合厳密に区別されますので、この場合もFTPソフト
で確認し、アップロードしなおすか、FTPソフトで直にサーバ上のファイル名を変更して下さい。


2 ホームページの内容がまったく表示されない

ホームページ作成ソフトを使っていれば、こういうエラー、トラブルはほとんど起こらないと思いますが、
自分で一部ソースを直に修正したりすると、たまにおこります。

ほとんどは、タグの閉じ忘れだと思います。自分でソースを修正中に、タグをうっかり削除して、
タグの整合性がとれなくなっているのが、原因でしょう。


3 JavaScriptが正常に動作しない

まず、自分のPCのローカルファイルを直にクリックして、そこでJavaScriptが正常に動作しない
というのは、JavaScriptの記述ミスでしょう。その場合は、自分のスクリプトを見直して下さい。

自分のPCのローカルファイル直クリックでは正常に動作するのに、Webサーバにアップロードすると
正常に動作しないとか、スクリプトエラーが出る、といったケースがあります。

ひとつは、危険なスクリプトを使用している場合です。JavaScriptの実行については、自分のPC上
でローカルファイル(html)上のJavaScriptを動かす場合と、Webサーバ上のファイルにアクセスして
そこのJavaScriptを動かす場合とでは、許可されるスクリプトの範囲が異なります。

ブラウザーのバージョンがあがるにつれ、危険なJavaScript(ローカルマシンのディレクトリ、ファイル
を操作するようなスクリプト)はだんだん禁止されるようになってきています。
たとえば、EXCELを起動のJavaScriptはInternet Explorer4.0では、Web上へのアクセスの場合も
特に問題なく動作しましたが、I.E.5.5以上では動作しません。これは、ロカールマシン上
でEXCELを起動するという危険なスクリプトが含まれているためです。
この場合は、このページを「信頼済みサイト」に登録しないと、動作しません。

また、無料スペースを使用している場合に、オブジェクト関連のエラーが出る場合があります。
無料スペースの場合、ページ上部にプロバイダが広告を自動的に付加して表示しますが、
この広告部分に、Formオブジェクト <form> </form> が挿入されていたり、画像が挿入されている
ため、JavaScriptが自分の意図と違う動きをします。

例えば、以下のような記述をしていたとします。

<Body>

<form method="POST">
<input type="text" size="20"
name="field"</p>
......
</form>

<script language="JavaScript">
<!--

Document.Forms[0].field.value = "Hello";
.....

// -->
</script>
</Body>

自分のローカルマシン上で、ファイルを直クリックした場合は、正常に動作していたとします。
しかし、プロバイダが以下の赤字のようなタグを挿入したとすると、Forms[0]で指定されるForm
オブジェクトは、プロバイダの挿入した赤字の<form> ... </form> を指してしまい、スクリプトエラー
または異常動作を引き起こすことになります。

<Body>
<form>
.....
</form>


<form method="POST">
<input type="text" size="20"
name="field"</p>
......
</form>

<script language="JavaScript">
<!--

Document.Forms[0].field.value = "Hello";
.....

// -->
</script>
</Body>

このようなことがあるので、無料スペースを使う場合は、以下のようにオブジェクトは name指定をするようにするのが無難です。
<Body>

<form method="POST" name="fs1">
<input type="text" size="20"
name="field"</p>
......
</form>

<script language="JavaScript">
<!--

Document.fs1.field.value = "Hello";
.....

// -->
</script>
</Body>


同様に、画像を
Document.images[n].src=a.gif;
のように記述して指定している場合、プロバイダーが広告部分に画像を挿入すると
images[n]が指す画像が意図したものとずれてしまいます。



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