インターネット&PC120%活用:インターネット活用編

アクセス倍増作戦(サイト構造、ホームページデザイン)

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前回はアクセス倍増作戦として、検索サイト対策について考えてみました。
今回は、サイト、ホームページそのものの構造、構成、デザイン面の工夫によるアクセス向上
について考えてみたいと思います。
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1.サイトの構造、構成
(1) サイトの構造、リンクの張り方
サイトの構造は、サイチエンジン対策としては、サーチエンジンが巡回しやすいものがいい
ということになります。
サーチエンジンは
<A>タグによるリンクをたどって各ページを巡回するので、以下のようにすると
良いといわれています。
(A) サイト構造は、循環型より、ツリー型がよい。
(B) サイト内の全てのページにリンクが張られている、サイトマップ、目次ページを作ると良い。
(C) 全てのページに、Topページ、サイトマップ、目次ページへのリンクがあるとよい。
   これはリンクポピュラリティ対策としても有効で、自分の各ページからTopページにリンクを
   張っておくと、各ページのリンクポピュラリティを、Topページに還元することができるわけです。
   そうしないと、各ページのリンクポピュラリティがそこで終焉してしまいます。
(D) リンクは<A>タグでする。
   先にも書きましたが、サーチエンジンはJavaScript, Flashは解析しないので、JavaScript, Flash
   でリンクを記述していると、そのリンク先にはサーチエンジンは巡回できません。

人間の訪問者(もちろんこれが本来の目的ですが)のためにも、以下の2点は非常に重要です。
・サイトマップ、目次ページを用意する (全てのページへのリンクがある)
・全てのページに、Topページ、サイトマップへのリンクを書いておく

上記2点のないページは(みなさんもおわかりと思いますが)非常に使いにくいサイトになります。
特にページ数が50以上の巨大ページになると、上記2点が完備していないと、自分がどの階層
のどのページにいるのかわからず、行きたいページにいけないという、使いにくいサイトになります。

個人的にはページ数の多い巨大サイトは、ツリー型の方がナビゲーションしやすく、いいと思います。
階層的には3階層くらいにおさえるのがわかりやすくてBestです。
3階層以上の深いページには、ヘッダかフッタ等に階層式のリンク(以下のようなもの)をつけるのが
いいでしょう。
TopPage/VBScriptの目次/

(2) サイトの目的、素性をはっきりさせる
これは、新規の訪問者への配慮です。そのサイトがどんなコンテンツを扱っているのか、メインテーマ
は何か、誰が運営しているのかがわからないと、その奥まで進んでくれないでしょう。
訪問者がパッとみて(10秒くらい)で、何のページかわかるようにしておかないと、半分以上の
新規訪問者は他に移動してしまうと言われています。(みなさん忙しいですから)

よく、アクセスすると、まずデザイン的に非常に凝っていて(しかも重い)TopPageが現れ、ロードに
さんざん待たされたあげく、ロードし終わったと思ったら、TopPageはFlashや画像だけで、サイトの
説明や目次のあるページはそこから次のページに飛んでから(2階層め)というサイトがありますが
これは、次に訪問する気を失わせます。
最悪なのは、TopPageから次のページに飛ぶのに、隠しリンクになっていて、訪問者に探して
下さいというページです。仕掛けとしては面白いですが、TopPageでは勘弁して下さい。

ToPPageはサイトの顔ですから、ビジュアル的にも見栄えよくかざれれば、それに越したことは
ありませんが、それよりも、何のサイトかということが一発でわかるようにすることの方が肝要です。
まず、サイトのタイトル、名前自体が、何のサイトかわかる名前にしておくということからはじめましょう。
よく、自分の名前やニックネームつけた「太郎のホームページ」のようなサイトがありますが、損して
います。検索エンジンにサーチされて表示された場合も、何のサイトかわかりにくく、新規訪問を逃して
しまう可能性があります。
それから、TopPage上部にサイトのテーマについての概要を簡単にあげて置くのがいいでしょう。

また、個人のページでは、著作者のProfileのページを準備しておくのがいいでしょう。運営者の顔を
出すか出さないかは、運営方針によりますが、運営者が見えると安心感が増します。


(3) 更新、What's New
まず、根本的な問題として、魅力的なコンテンツが定期的に更新されないようなサイトにはリピーター
は来ません(当たり前ですが)
定期的な更新、メンテが行われているなら、その情報を訪問者に知らせることが重要です。
きちんと、メンテされていることをアピールするとともに、更新履歴、What's New で更新情報を
告知しましょう。サイトの使いやすさがぐんとあがり、リピーターの増加につながります。


2.デザインと構成
(1) フレームの使用は避けるべし
ちょつと前までは(って2001年くらいまでかな)、見栄えがよく、ナビゲーションしやすいページを作る
筆頭技としてフレームの使用が推奨されていました。フレームを使用していないホームページは
”うへっ、素人ぽくてダサー”などと酷評さてたものですが、最近はフレーム使用への評価は逆になり
つつあるようです。
確かに、フレームをうまく使うとナビゲーションしやすいページになりますが、以下のマイナスの問題点
のため、最近はフレームを使わない方向になってきています。
(A)検索エンジンが子フレームを拾う。
検索エンジンに子フレームのページだけを拾われてしまうと、その子フレームのページに他のページ
へのリンクがないと、せっかく来たユーザーが身動きできなくなってしまいます。
通常、リンクはナビゲーション用の子フレームに記述され、コンテンツ用の子フレームには他のページ
へのリンクがないケースが多いですよね。こうなると、わざわざ検索してきてくれたユーザーを自分の他の
ページに誘導できなくなってしまいます。
(B)ブックマークできない。ページの保存がうまくできない。
フレーム使用のページをブックマークすると、親フレームのURLが登録されてしまう。保存したい場合も
親フレームのページだけ保存されたして、利用しにくい。このため、フレームの使用されているページ
はなんとなく気持ち的に敬遠されがちになります。また、このため、口コミ効果も落ちてしまいます。
フレームを使わない方が、本当の意味では使いやすいサイトになる、というのが最近の一般的評価
です。


(2) 1ページのファイルサイズは軽く。画像やFlashは控えるべし。
ファイルサイズを軽くすることの意味は2つあります。ひとつは、軽い方がユーザフレンドリーなページ
になるということです。だいたいロード完了に5秒位が待てる限界と言われていますので、どんなに大きくても
1ページは100Kバイト以内にすべきでしょう。(1999年ころはMax50Kとか言われてましたね)
10秒かかるページは、アクセスした人の半分以上が待たずに、他に移動してしまうことになるでしょう。
最近は、ページデザインに凝って、やたら画像があったり、Flashで動きのあるページが多いですが
ビジュアル的に凝ったページは、アクセスアップにつながらないと思います。(ビジュアルを見せるページ
は別ですが)
また、テキストだけのページでも、長すぎると嫌われます。(当たり前ですね)読むのに疲れますから。
(といいつつ、おじさんのページにもかなり長文のページがありますが)
第二に、検索エンジンは、ソースの前半に重要なキーワードがあると考えているため、長大なファイルの
後半は検索対象からはずされる可能性があるためです。テキストだけのページなら、20K超は巨大すぎ
ます。

(3) サイト全体の統一感を出す
サイト全体のデザインが共通のルールに基づいて作られており、統一感があると、訪問したユーザー
に安心感を与えます(というのが、定説)。
大手企業のサイトに行くとわかりますが、サイト全体に共通ルールがあり、どのページにとんでも
「ここは、***のサイトなんだな」ということが全体の雰囲気で感じられます。
大手企業では、事業部門ごとにサイトを作成しており、ルールがないとばらばらのデザインのページ
になってしまいます。そこで、通常は、最低限守るデザイン上の共通ルールを定めて統一感を出して
います。統一ルールのきちんとしているサイトは、安心感を感じるとともに、(ナビゲーション
ルールなども統一されており)使いやすいはずです。
大手企業のサイトにも甲乙ありますが、研究して見てください。
それに反し、個人のページではひどいものがありますね(おじさんのページもかなりひどいものですが)

共通のルールとしては、以下のようなものを決めるのが一般的です。
(A) ヘッダ、フッタを同じデザインにする。
   これは、非常に重要です。今自分がどこのサイトに来ているかを意識させる一番重要なポイント
   です。どのページにもデザイン的に共通のヘッダ、フッタを入れるのが効果的です。
(B) 配色ルールを決める
   企業の場合は、企業のイメージカラーが決まっていたりします。
   従って、ヘッダの基本カラー、フッタの基本カラーなどを企業イメージカラーをベースにした
   デザインにしたり、それを基準に見やすい背景色、文字色を決めています。これは非常
   に高い統一感を生み出しています。
   一般には、背景色(全体のベースカラー)、キーカラー(見出し、キャプション、注目させたい
   ポイントに使う色)、文字色、リンクカラーを統一するのが、効果的です。
   配色ルールを決めておくと、見やすく、ユーザビリティの高いサイトになります。
   なお、色自体については、キーカラーは背景色の補色、または、赤、緑がよく、文字色は黒
   リンクカラーは青系が良いと言われています。だいたいどのサイトも配色は上記のようなので
   これからはずれると、見にくいサイトと思われてしまうかもしれません。
(C) 文字サイズ
   文字サイズも統一したルールがあった方がいいでしょう。
   特に、見出し、キャプションのスタイルには統一感をもたせましょう。

(4) 幅は600px内で
横幅は600pxに収めるのがBestと言われています。縦スクロールは我慢するにしても、横スクロール
は非常にストレスを感じます。また、600pxだと印刷した時に、A4サイズに収まります。

(5) 長文は段落を多くする
ディスプレイ上で長文を読むのは、非常にストレスがかかります。また、どこを読んでいるかわかり
にくいものです。できるだけ段落を多くして、空白行を多く入れ、今自分がどこを読んでいるかわかる
ようにしましょう。

(6) わかりやすい見出し、キャプションをつける
当たり前の話ですが、わかりやすい見出し、キャプションをつけると、読みやすさは格段にあがります。
見出しの、文字サイズ、フォントなどにも工夫をしましょう。

(7) 特殊フォント、無駄なGifアニメは厳禁
特殊フォントは、それを表示できない環境ではレイアウトを崩すことになります。
できるだけ、どの環境でも共通して表示できるフォントを使いましょう。
GIFアニメは、ちらちらして落ち着いてサイトを閲覧するのにじゃまです。
無駄なGIFアニメは控えましょう。

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