インターネット&PC120%活用:インターネット活用編

アクセス倍増作戦(はじめに概論)

ホームページを作るからには、やはりアクセス数の多い、人気のあるサイトを作りたいと思う人が多い
のではないかと思います。企業サイトはもちろん個人の場合でもたいがいはそうですよね。
そこで、アクセス数倍増、人気サイト構築についておじさんの考えをちょっとまとめてみました。
ほんの少しでも参考になれば幸いです。

1 前置き
(1) アクセス倍増作戦で対象とするサイト
ホームページを作成する目的はさまざまです。人気サイト構築、アクセスUPと言っても
その目指す理想形はことなりますので、対象とするサイトをある程度明確にしたいと思います。
ここでは対象とするサイトは、
(A) できるだけ多くの人に来てもらい
(B) 来訪者に価値ある情報を持ち帰ってもらう、来訪者とコミュニケーションする、コンテンツを見てもらい
   楽しんでもらう
ことを目的としたサイトということにしたいと思います。

基本的には、ほとんどの企業サイトは対象になるでしょう。
個人サイトも、内輪のコミュニティを目指したものとか、特殊な目的のもの(あやしい?)を除けば
だいたいはそうですよね。


(2) アクセス数の目標(なんのためのアクセス数増加か)
ものすごく当たり前のことを書きますが、アクセス数の目標値ってあると思います。
これはサイトの目的によって当然異なります。企業サイトなら乱暴な言い方をすれば、ともかく
アクセス数は多い方がいいでしょう。個人サイトであれば、発信している情報がニッチなものか
割と幅広い読者を想定したものかによって変わるでしょう。例えば、絶版車を対象にした情報発信サイト
あるいは、絶版PCのエミュレーターのサイトなど、すばらしい内容の人気サイトがありますが
これらはニッチな情報ですから、アクセス数はそんなに多くはならないでしょう。どちらかと言えば
コアな同好者とのコミュニティという側面に重点があるはずなので、無駄なアクセス数の増加を目指しても
意味のないことです。おのずと、これくらいのアクセス数で十分というラインがあって、アクセス数UPの
仕掛けをしかけて、それ以上のアクセス数をかせいでも、逆にそのサイト自体のトータルの人気をおとすこと
にもなりかねません。

例えば、企業サイトやECサイトで、ともかくアクセス数をかせぐ仕掛けをたくさん仕掛けて、アクセス数は
ものすごいというサイトがあります。しかし、その企業サイトが価値ある情報発信をしていないため、来訪者
はがっかりして帰る(−>その企業の人気下落)という例があります。またECサイトで、アクセス数はすごい
けどそこで全然売れてないというサイトもあります(どことは言いませんが)。
上記の言い方でいうと(A)できるだけ多くの人にきてもらう、ことには成功していても、(B)価値ある情報を
もち帰ってもらうことに失敗しているので、その誇っているアクセス数はまったく無駄なアクセス数と言えるでしょう。

個人サイトでも、まったくジャンル的に関係ないサイトにまでリンクをお願いしまくったり、
リンクエクスチェンジプログラム、リンクファームを活用しまくって、ひたすらアクセス数かせぎに走っている
サイトがあります。しかし、それらの手段でかせいだアクセス数だけを誇っても、価値ある情報がそこにない
ならこれは無意味なことです。
(アクセス数かせぎの競争をして、友達と掛けているというなら話は別ですが)

ものすごく当たり前のことを書いてしまいましたが、アクセス数倍増作戦では、無駄なアクセス数UPでは
なく、意味ある(正当な)アクセス数UPを目指していきたいと思います。


2 アクセス数倍増のための手段
アクセス数倍増のための手段は、以下の2つのフェーズに分けて考えることができます。
ま、実際の企業のマーケティングと同じですよね。
(A) 告知 できるだけ多くの人に知ってもらう−>来て貰う
(B) 固定客化 一度きた人に再訪してもらう。その頻度を上げる。できるだけ多くのページを見てもらう

この2つのフェーズでどんな手段があるのか、詳細はそれぞれ別々にとりあげて研究してみたいと
思いますが、概要をあげれば、以下のような手段が考えられます。

(A) 告知
まず、自分のサイトの存在を知ってもらわねば、誰もきませんから、告知が必要です。いろんな手段が
ありますよね。
まず自分の力技でいくなら、友人、知人にURLを教える。うーん、これは基本ですね。
関連するジャンルのサイトに言って管理者に挨拶する(メール、掲示板で)。掲示板にURLを書き込めば
そのサイトの来訪者も来てくれるかもしれませんね。それから、相互リンクなどお願いしてみましょう。
一番有効なのは、やはり検索エンジンで上位に検索結果としてでることでしょうね。それぞれのキーワード
で10番以内なら申し分ないです。せめて50番以内を目指しましょう。(いわゆるSEOですね)
他にも、雑誌、新聞他に紹介される(してもらう)、という手もあります。
フリーソフトを制作しているなら、フリーソフトを集める雑誌に掲載される、Vectorに登録するというのも
自分のサイトへのルートになるでしょう。
メールマガジンを発行するとかもあるかな。(メルマガサイトに登録)

(B) 固定客化
一度来てもらったら、また来てもらう。これは実際の企業のマーケティングでも重要な部分ですよね。
当たり前ですが、基本はコンテンツの充実度です。オリジナルな情報、作品が欲しいです。
そしてなにより、何を発信しているサイトが明確でないといけないと思います。
コンテンツがしっかりしているなら、次はユーザビリティ(使いやすさ)でしょうか。目的の情報を簡単に
探せる、目的のページに行き着きやすいと言った使いやすさが肝心です。またページが重くないことも
重要でしょう。なかなか表示されない、目的の情報がさがしにくいホームページは3度と来ないでしょう。
それから、見やすさ、面白さといったページデザインの問題もあります。見やすい、飽きさせない
ページデザインのテクニックはたくさんあります。
統一感あるデザインといことも、重要と言われています。(デザインに統一感があり、同一サイト内にいる
ということが認識できるこは、見ている人に安心感、好ましい感じを与えると言われています)。

あと、運用上の点から言えば、定期的にコンテンツを更新する、自分の掲示板の運営をきちんとする
(きた人へのレスは早めにちゃんとするとか、掲示板を荒らされないよう管理するとか)は非常に重要です。
ちゃんと管理、運用されていないサイトはだんだん寂れていきます。
また、同じジャンルのサイトの人と仲良くなりましょう。(これも個人HP作った醍醐味のひとつですよね。)
普通だったら、会うことはない人と知り合えるんですから。


3 アクセス数の定義、分析

(1) HIT,PV,VISIT
「ホームページのアクセス数」という表現はかなりあいまいなものです。アクセス数といってもそれが
意味するものは、何の指標に基づいているのかによってさまざまです。
一般には、アクセス数として以下の指標が用いられており、通常の定義は以下の通りです。
(しかし、特定の業界では違った解釈がされていたりする。特にHITの使われ方が違うことが多い)
HIT ヒット数=要求されたファイル数
PV ページビュー=閲覧されたページ数
VISIT ビジット=訪問者数


HITは、そのサイトにどれだけのファイル数の送信要求があったかをあらわす数値です。
例えば、5枚のGIF画像が貼られたページにアクセスすると、HIT数はHTML本体+GIF画像5枚で
6HITということになります。
PVは、厳密には送信要求されたHTMLファイルの数です。ほぼ、閲覧されたページ数と
言っても差し支えないと思います。
フレームで切られたページの場合、フレームセット全体で1とカウントする方式と、それぞれのフレーム内の
HTMLを1PVとカウントする方式があります。ASPなどで動的に生成されるページはカウントされません。
VISITはそのサイトへの訪問者数です。厳密には、PVの中で特にそのサイトのトップページに対する送信要求
をカウントしたものです。
いわゆる「アクセスカウンタ」で表示される数値はほとんどの場合、VISIT数と考えていいと思います。
(たまに、各ページに貼れるカウンタでPVをカウントするものもあります。)
ただし、VISIT数のカウントをしていると思われるカウンタでも、各社のアクセスカウンタの動作はそれぞれ
異なっており、訪問者のIPアドレスをチェックして直近に同一IPからのアクセスがあれば、カウントアップしない
もの(*補足参照 同一者からのアクセスはカウントしない。例えばNiftyのアクセスカウンタはこの類です)
もあり、アクセスカウンタによるアクセス数が何をさしているかは、それぞれに異なります。

*補足
同一IPからのアクセスをカウントしない場合は、ヘビーユーザーが10回来ても、1回としかカウント
しないため、真にユニークな訪問者数(訪問した異なる個人の数)に近い数になります。
しかし、企業内LANからアクセスすれば、複数の別人がアクセスしても1とカウントされ、プロバイダ経由
(固定IPのサービス加入者でなければ)であれば、同一人物のアクセスもアクセス毎に別人としてカウント
されるので、正確なユニーク訪問者数とはならない。
また、ここら辺のカウント用CGIの微妙な違いにより、どういう条件でカウントアップするかは、各社さまざま
ですので、各社のカウンタによるアクセス数の意味は、さまざまです。

(2) アクセス数分析
上記のHIT,PV,VISIT以外に、CGIを使えば訪問者のドメインの情報とか、どの検索サイトからどの
キーワードで飛んできたかとか、自分のサイトにどのページからとんできたかなどの情報を得ることが
できます。自分でCGIを組まなくても、これらの情報をサービスをしてくれるサイトもあります。
(「
レンタルカウンター、掲示板、アクセス解析」を参照)

PVとVISIT数の分析だけでも、ある程度のことは推測できます。
例えば、全ページのPV合計が200で、VISITが100なら、来訪者は1回の来訪につき平均2ページ見ている
ということができます。これはおそらく、TOPページと他のページのどこか1ページを見ているといっていい
でしょう。この場合、他のページに巡回して閲覧していないので、あまりこのサイトは回遊されていないと
評価するか(=つまらない?)、目的のページにさっといって、必要な情報を得てさっと帰っている(=見やすい
サイト)と評価するかは、サイトの目的、構造から判断するしかないと思いますが、1回の来訪の平均PV数が
2以下なら、つまらないサイトと評価すべきでしょう。

また、各ページ毎の累計PV数がとれれば、人気のあるページ(テーマ)、不人気なものが判別できるでしょう。
人気ページはいいとして、不人気ページの分析はいろいろに分かれます。本来人気テーマなのに、サイトの
構造のつくりが悪くて見つけにくいため、PVが低いなら問題です。そのページを見つけやすくする工夫が
必要でしょう。逆に、ニッチ情報のページなので、PV数は低いけど実はコアなユーザーに重宝されている
というのならO.K.でしょう。ここら辺は自分で判断するしかありません。
おじさんのページの中でも、PV数は低いけれども、役にたったというメールをよくいただくページがあります。
これなどは後者の例と判断できます。


4 あとがき
おじさんとしても、たくさんの人に来てもらうにはどうしたらいいかなーというのが個人的な関心事でも
あったわけですが、仕事上でWEB制作、コンサルの関係者といろんな接触があり、ホームページの
作成、アクセスUPに関する知見が多少たまったので、まとめてみることにしました。

ただし、おじさんの自分のホームページにはまだまだそれらの知見を活用しきっておりません。
「紺屋の白袴」といったら違うかな。おじさんは紺屋=その道プロじゃないからな。)
活用しきっていない、というのもかなり間違ってるかな。ほとんど×状態です。これからトライしたいと
思ってます。

TopPage

inserted by FC2 system