趣味の宝箱(インターネット活用研究 番外編)

教習所 (規定時間の人々は街乗りもうまい?)

 僕は免許所得まで(いわゆる)規定時間(てやつ)を結構オーバした。「お前のような奴が街に
出ると危ない」と目をつけられて、結構嫌がらせされ、仮免の直前までいってあまりの嫌がらせ
にうんざりして3ヶ月教習に行かなかった。そんなこんなで、免許取得にほぼ半年費やした。
友人の話を聞けば似たり寄ったりの話が多かったが、その一方ですいすい免許を取る奴もいて、
なかには女の子で規定時間で免許を取ってしまったというつわものもいた。だいたい2、3時間
オーバーでとった奴はそれを誇らしげに吹聴していたものだが、女の子から「うそー、あたしー、
1時間オーバーでとれたわよー。」とか言われると結構腹がたったりしたものだ。

 ちょっと個人的なうらみつらみから入ってしまったが、本題に戻ろう。世の中一般には、
規定時間で免許をとった奴、イコール「運転がうまい」という方程式が成り立っている。しかし実際、
僕の観察するところ、規定時間(あるいは2〜3時間オーバー)で免許をとったという事実と運転の
うまい下手は比例していない。もちろんうまい奴もいるけど、規定時間で取ったことを自慢している
奴の中でも下手な奴はたくさんいる。街乗りに出てみるとあんまりうまくないのに、割と早く免許が
とれちゃった人って、要因はいろいろあるだろうが、だいたい教官に言われたとおりにやる人が
多いみたいだ。縦列駐車とか、クランク、左の縁石によせて停車とか、教官から「何本目のポール
が見えたらハンドル切って」とか、「ボンネットのここを目印に」とか教習所内でのみ通用するコツ
を伝授されるはずだが、そのとおりに忠実にやれる人が早く免許をとっている。教官の言ったとおり
忠実にやれるというのも、これは立派な才能だが、街乗りは状況が千差万別で自分ですべて判断
することになるので、教習所はスムースにこなしたが街に出たら全然だめという人も案外多い。
逆に、教習所ではイマイチだったが、街乗りにはスムースになじんだという人もいる。僕の見たところ
教習所乗りへの適不適と待ち乗りの適不適とまた若干違うところがあって、規定時間で免許取得
イコール街乗りでもうまい、ということにはならないようだ。

 と言うよりも、正確に言えば、街にでたての初心者は、特殊な例外(無免でさんざん乗り回してた奴
とか)を除けば、規定時間でとろうがオーバーしようが基本的にはみんな下手なはずなのだ。
以下、僕が規定時間の面々とドライブに行って実際にであった体験をあげてみよう。規定時間で
とったと自慢しても所詮、初心者は初心者。ま、こんなもんでしょう。きっと免許取りたての頃は誰
でも似たりよったりの経験をしているはず。いくつかは、僕自身にもあてはまったことだし。

 まずは、直線を真っ直ぐ走ることができない人。自分の車線の中を左に寄ったり右に寄ったり
してふらふら走っている。これはたぶん目線が近すぎるのと、車幅感覚がないせいだろう。バイク
にも乗る人はわかるだろうが、フラフラする車はバイクにとって天敵だ。バイクは前の車がまっす
ぐに進むだろうという前提のもとに脇をすり抜けていくので、フラフラする車が一番接触の危険性
が高い。(ま、すり抜けていくバイクも悪いと言えば悪いのだが。)
初心者のうちって案外まっすぐ走れなかったりするのもだが、直線をまっすぐ走れない人は車の
フロントの右端を右のラインにそろえる位の感覚で走ればいいだろう
。車にもよるが、そうすれば
右のラインから30cmから80cm位の間隔があくはずだ。教習所では左を見ろ、左側の間隔に
注意しろと言われるが、右で合わせた方が初心者の街乗りでは乗りやすいだろう。右ハンドルで
左の間隔はわかりづらいものだ。

 ついで、ミラーをみれない人(従って、車線変更できない)。教習所ではミラーを見てるふりをして
いただけで、実際には見てなかったという人って結構いるみたい。教習所時代はふりだけでも
(というより、おおげさなふりが重要なのだが)O.K.で次の段階に進めたりすりから、街に出て
ミラーが見れないという話はよく聞く。ミラーがみれないなら、まずは安全な道で前だけ注意して走ろう。
とりあえず、「前だけ見てりゃ事故ることはまずない」から前だけ注意して走ろう。そして、信号まち
の時などを利用してバックミラー、ドアミラーを確認する練習をして慣れるしかない。前にも書いたが
ミラーはチラッと見るものでひとつのミラーを見ている時間は0.5秒もない。チラッとみて周囲の状況
をおおよそつかむ練習をすればいい。実際の街乗りでは、5秒に1回位はミラーで周囲の車の状況
をだいたい確認している、といった感じになるだろうか。
あと、真横はミラーに映らない点(しつこく教習所で“死角”とならったはずだが)よく注意すべし。
併走するバイクはミラーでは見えないから、車線変更する際は、実際に目視で確認する必要がある。

 それから、エンジンが2000回転位のうちにすぐにシフトアップする人が割と多くいた。すぐに、
1速−>2速−>3速−>4速とシフトアップし、4速に入った時点でまだ20Km/h位しかでて
いない。そこから加速していくから、もたもたした加速になる。狭い教習所ではどうしてもこういう
運転をするしかないのだが、こうしたギヤチェンジは加速がもたもたしていて周囲の流れにのれ
ないだけでなく、エンジンのためにもよくない。エンジンにとって快適な回転数(おいしところ)は
3000〜5000回転だから、少なくとも2速で30Km/h、3速で40km/hまでひっぱって、
40Km/h超してから4速に入れたい。きびきび走る人は40km/h位まで2速でカバーし、
3速では50Km/h位までカバーしている
。実際の街乗りで40〜50Km/hで流れている
ケースでは、3速のままで走ったほうがきびきび走れるはずだ。

似た例で、シフト操作が遅くてギヤチェンジの間にエンジンが1000回転まで落ちる(従って、4速
まで入れても20Km/hから加速していく)ってな具合の人もいた。(上の例ではシフト操作そのも
のは速かったりするのでそういう点では逆とも言える。)ま、今はオートマがほとんどだからあまり
関係ないかもしれないけれども。もし、マニュアルにこだわるなら、ギヤチェンジの練習するしかな
いよね。車とまったままで、1−>2−>3−>4速のギヤチェンジを繰り返しするのみ。

それから、スピードでちゃうと余裕がなくなってハンドルにしがみついてしまう人もいた。
高速に乗って入り口でチケットをとる時に、当然窓を開けるが、走り出したら窓を閉める余裕がない。
100Km/hで窓全開。同乗者が「おおーい。窓しめてくれー。」と懇願しても「ごめん、ハンドルから
手をはなせない」というわけで、暴風に髪の毛が乱れ散る車内で1時間をすごしたことがあった。
これは、慣れだなあ。たくさん乗るのみ。

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