パソコン活用研究ラピュタへの道(アセンブラ、DOS、Windows、旧型PCの活用研究)

MS−DOS基本コマンド

WINDOWSにおまけのようについているDOS窓ですが、なかなか馬鹿にしたもんではありません。
おじさんも、DOS窓上で、QBASIC,Cコンパイラ、アセンブラ、FORTRANコンパイラ、COBOLコンパイラ
その他FORTH,APLなどが動いており、DOS窓は重宝しております。

MS−DOS(DOS窓)を使うとなると、多少コマンドをしらなくてはなりません。まずは、基本中の基本コマンド
についてまとめました。

なお、外部コマンドと書いてあるのは、EXEやCOMファイルとして独立しているコマンドです。
Windows¥Command フォルダにあるファイルを見て下さい。


1 ワイルドカード
ワイルドカードはコマンドではありませんが、MS−DOSでよく使う機能(特殊な文字)なので、覚えてください。
(1) *
*は任意の文字列を表します
*.DAT は拡張子がDATであるすべてのファイルです

(2) ?
?は任意の一文字を表します
?.*  はファイル名が1文字の全てのファイルです

ワイルドカードの使用例は 2  DIR を見て下さい

2 DIR
あるディレクトリ(WINDOWS流ならフォルダ)にあるファイル名の一覧を表示します。
WINDOWS上ならエクスプローラ上でマウスでフォルダをクリックするとファイル名がダッーとでますが
DOS窓では DIR と打ち込んでやります。 Directory(一覧)の略です。

書式 DIR [ディレクトリ名] [スイッチ]
DIR ファイル名  [スイッチ]
[  ]は省略可  ディテクトリ名を省略するとカレントディレクトリの一覧を表示します

主なスイッチ
/P  1画面ごとに表示を停止します
/S  サブディレクトリまで表示します
<実行例>
C:\C>dir/p    <−−1画面毎に表示
. <DIR>            99-05-31 22:16 .
.. <DIR>            99-05-31 22:16 ..
QANDA HTM   5,204   98-12-04 16:05 QandA.htm
Cコン~1 PIF   1,021   99-08-06 22:24 Cコンパイル.pif
サンプル C    392    98-12-04 17:50 サンプル.c
新規ファイル C   49     98-12-04 17:24 新規ファイル.c
サンプル PIF   967   99-07-08 12:52 サンプル.PIF
サンプル EXE  12,195  99-05-31 22:54 サンプル.exe
RND C      122    99-06-18 0:06 rnd.c
RND PIF     967    99-07-08 12:53 RND.PIF
RND EXE     12,081  99-06-18 0:06 RND.EXE
TYPE10 C    607    99-06-18 1:19 type10.c
TYPE10 EXE   13,199  99-06-18 1:19 TYPE10.EXE
HELLO C     104    88-12-20 2:00 HELLO.C
LENGTH C    241    97-11-22 22:36 LENGTH.C
NAME&AGE EXE 15,333  99-07-13 0:25 NAME&AGE.EXE
HELLO EXE    11,969  99-05-31 23:06 HELLO.EXE
LENGTH EXE   15,271  99-05-31 23:06 LENGTH.EXE
NAME&AGE C   285    99-07-13 0:24 name&age.c
続けるにはどれかキーを押してください . . .                    

C:\C>dir *.exe    <−−−ワイルドカード使用

ドライブ C: のボリュームラベルはありません.
ボリュームシリアル番号は 2E7A-1EEC
ディレクトリは C:\C

サンプル EXE   12,195   99-05-31 22:54 サンプル.exe
RND EXE      12,081   99-06-18 0:06 RND.EXE
TYPE10 EXE    13,199   99-06-18 1:19 TYPE10.EXE
NAME&AGE EXE  15,333   99-07-13 0:25 NAME&AGE.EXE
HELLO EXE     11,969   99-05-31 23:06 HELLO.EXE
LENGTH EXE    15,271   99-05-31 23:06 LENGTH.EXE
MSPOS EXE    12,747   99-07-15 1:59 MSPOS.EXE
PRACT1VL EXE  16,285   99-06-18 1:19 PRACT1VL.EXE
RNDPUT EXE   12,515    99-07-30 0:38 RNDPUT.EXE
TSUM EXE     15,349   99-08-06 22:24 TSUM.EXE
10 個 136,944 バイトのファイルがあります
0 ディレクトリ 69,828,608 バイトの空きがあります

3 CD
今いるディレクトリ(カレントディレクトリ)から、他のディレクトリに移るコマンドです。

書式 CD パス名   パス名で指定したディレクトリに移る
CD ..     親ディレクトリに移る

パス名の指定の仕方には絶対指定と相対指定があります。
例えば C:¥GAME¥ROLP¥PROGというディレクトリ構成で、カレントディレクトリがGAMEの場合
ディレクトリPROGに移りたい時は、
絶対指定では CD ¥GAME¥ROLP¥PROG  (ドライブ名のC:は省略してよい)
相対指定では CD ROLP¥PROG
とします。
また、相対指定で親ディレクトリ(1つ上の階層のディレクトリ)に移動するときは
CD ..  とします。

実行例
C:\C>cd ..

C:\>cd newgame\asm

C:\newgame\ASM>cd ..

C:\newgame>cd ..

C:\>cd newgame

C:\newgame>cd asm

C:\newgame\ASM>

4 COPY 
ファイルのコピーをします。ワイルドカードを使うと案外便利だったりします。

書式 COPY ファイル名  パス名

(例)
COPY *.exe  C:¥BIN
カレントディレクトリの拡張子exeの全てのファイルを、ディレクトリBINにコピーする

5 TYPE
テキストファイルの内容を表示します。

書式 TYPE ファイル名     

6 DEL
ファイルを削除します。通常WINDOWS上でごみ箱にすてればいい話ですが。まあ、ワイルドカード
が使えるのでちょっとは重宝します。

書式 DEL ファイル名     
ワイルドカード可


7 MD
サブディレクトリを作成します

書式 MD  ディレクトリ名             

(例)
A>md cobol    −−−>A:\cobol というディレクトリができる 
    


8 XCOPY
外部コマンド
COPYが基本的にFileのコピーであるのに対し、XCOPYはディレクトリまるごとのコピーを
します。COPYではワイルドカードを使ってもサブディレクトリまではコピーできませんが、
XCOPYは/S スイッチをつければサブディレクトリまでまるごとコピーできます。

書式 XCOPY パス名1 パス名2 [スイッチ]             
[ ]は省略可
パス名1のディレクトリにある全てのファイルをパス名2のディレクトリにコピーする

スイッチ
/S  サブディレクトリまで全てコピーする



Top Page


inserted by FC2 system